業務工程について簡単に説明いたします。
①施工計画
その元請けとなるのが、土木工事・建設工事の一切を請け負うことが出来る総合工事業者(ゼネコン)です。
ゼネコンの協力会社には、基礎工事・建前・内装仕上げなどにより、それぞれの会社がプロとしての能力を発揮して仕事を遂行しています。
当社が担当する鉄筋工事の第一段階は、施工計画です。これは、建物の施工図を見ながら、建設工事に必要な鉄筋の種類や数量、予算などを拾い出していく作業です。拾い出されたデータは、計画書や施工図、見積りなどにまとめてゼネコンに提出します。
工事契約書を取り交わして、材料となる鋼材をゼネコンからお預かりするという流れで進めていきます。
②鉄筋加工
お客様からお預かりした鋼材は、当社の工場に搬入され、施工図に基づいて作成された荷札をもとに、専用の機械を使い用途に応じた様々な加工を行なっています。
私たちは、鉄筋加工のスペシャリストでなければならないという理念のもと、より速くより正確な製品を作っていけるように努力しています。
また、ミリ単位まで正確に加工できる最新の自動機を導入し、作業効率を上げ、製品の精度を高めていけるよう努めています。
③出庫・運搬
工場で精巧に加工、スポット溶接された鉄筋は、当社の輸送専用トラックにより、各現場へと出荷されます。
近年CO2削減という言葉をよく耳にしますが、当社は環境への配慮を考え、トラックをCO2削減車へと切り替えて対応しています。
輸送担当者は、安全第一を優先し、大型運転免許を始め、玉掛技能講習、移動式クレーン講習を受講し、新人教育により、不安全行動の排除・交通ルールの遵守の指導を行なった上で現場へと送り出しています。
全てのお客様のニーズに対応出来る様、万全の体制で加工された鉄筋をお客様のもとへお届けします。
④現場組立
加工センターから運搬されてきた鉄筋は、当社の責任・施工において図面通りに組立てていきます。組み上げられた鉄筋は、建物の構造上、最も重要な骨格となる為、設計者立ち合いのもとで検査に合格し、施工していきます。
現場担当者は、精巧かつ正確な仕事が要求され、正しい配筋基準に従った施工を行なう為、技術力と理解力を備えておく必要があります。特に現場指導者となる職長は、国家資格の鉄筋施工技術士(1級)、職長教育または10年以上の経験が必要です。さらにリーダーシップや安全管理、人間関係の調和、行動力などといった様々な能力が求められます。
このように職長は大変責任が重いポジションですが、建物を施工する上で最もやりがいがある役割だと思います。
当社では、本社の現場作業員を始め、協力会社10社が一致団結し、㈱原田の目標に向かって頑張っています。元気でやる気がある若い人や実力を十分備えた人など年齢に関係なく登用しています。
加工帳・荷札作成
事務所では、鉄筋を加工する為に必要不可欠な荷札作成を行なっています。各現場の施工図に基づいて作成された加工帳のデータ入力をし、さらに集計作業を行ない、加工指示書を作成します。
そして、加工帳と入力データの相違点がないか十分に確認した上で、荷札を印刷して加工場へ提出します。
入力・集計と確認作業は、別々の事務と担当者が行ない、チェック体制の強化と作業の能率アップを図っています。
その他に、見積り・安全書類等の担当者がいます。作業を分担することによって、工事に必要な書類を迅速かつ正確に提出する体制も整えています。